捨て駒にならない為に

「ガイドとして、RMとして世界にどんな良き変化を起こしたいか」

こう問われた時、中の人はこう答えるだろう。

「都合良い駒扱いする会社や社会体制に皆で「No!」を突きつけたい」


まさに都合の良い駒扱い同然の日雇い労働者生活を通じて感じたことだが、
よく考えれば中の人がRMとしての成長しようと頑張ってきたことは
所詮「いかに都合の良い駒となるか」に過ぎなかったことにも気付いた。

これは自己価値の異常とも言えた低さに起因しているので
都合の良い駒として成長していたRMなど中の人ぐらいだろう。


そもそもRMは自分の世界の王であり女王であるべきであり
これはことある事に口酸っぱく言われてきた。

しかしながら悩ましい矛盾とも言えるべきだろう。
口を酸っぱくして言っている側からすれば「都合の良い駒」の方が
使いやすかったりするのだ。

それを察知した上で自分は都合の良い駒として振る舞った。

そして「そら違うやろ」「捨て駒なんてやめるぞジョジョ!」と反抗し1年以上が経った。
この手の人間が反抗してグレるとものすごく長引く。
大人になってから麻疹にかかるのと同じようなものだ。


都合の良い駒ポジはある意味快適でもあった。
「いい人」扱いしてもらえるのが最大の恩恵だろう。
それ故駒生活に戻りたくなる自分にふと気づく事がある。


だがそれはもうやめだ。
例え都合の良い駒が重宝がられたところでもう駒にはならぬ。
別に捨て駒になりたくてRMになったのではない。
自分の世界を統べる女王になるべくRMなったのだ。
捨て駒になる時があるならばあくまで自分自身の為だけだ。


…まあ自分自身の統制がとれない人間に「おまいはこの世界の王・女王だ!」
などと言ってもとんでもないDQNが大量生産されるだけだから
あまり言うべきではないだろう。

王・女王には義務も生じるものだ。
ノブレスオブリージュってヤツね。


でも。
アデプトを受けている人達ならば自分自身の世界の王・女王となり
自分自身を都合良く扱おうとする者達に「No!」を突きつけられるようになれば
必ずや世界は良き方向に変わるんじゃないかなーと思う次第であります。